新築住宅なのに、ダサくて・かっこ悪い立水栓は嫌だと思っていました。
多くのハウスメーカー・工務店の標準仕様は
これと
これの
組み合わせ
ボテっとして何の美的センスのカケラも無い、ごくごく普通の立水栓や水栓パンは絶対に施工したくないんです。
ダサくてカッコ悪い立水栓が原因
新築住宅の計画当初って間取りや建具などを中心に考えるので、外溝水栓の事ってどうしても後回しになると思います。
そして建築工事の終盤になって、いざ立水栓が施工されてみるとダサっ!・カッコ悪る~っとなるわけです。
主な原因は、そもそも外溝水栓まで気にしてない方が多い!
ダサくてかっこ悪いけど価格は安い!
当初計画の計画に入って無くても、これぐらいの立水栓・水栓パンなら無料で施工してくれることも多い。
この3つだと思います。
外溝水栓って何ヶ所必要
外溝水栓が何ヶ所必要かは、どのような用途で使うかによっても異なりますが、最低でも1ヶ所、可能なら2ヶ所は必要!
20m又は30mのホースリールを使えば、家の外周のどこでも水を使える状態が好ましいと思います。
なぜなら、植栽の水やりは勿論のこと、外壁には鳥のフンなどが付着した場合でもホースが届けば洗い流せますし、3月~7月にブロックやコンクリート発生するタカラダニ(アカダニ)も水で流せます。
特にタカラダニは劣化していないコンクリートを好みますので、新築住宅で大量発生する可能性は高いです。
あと以上の用途と土ホコリや黄砂を洗い流すために、必ずベランダには水栓を1ヶ所は設けた方がイイです。
立水栓や散水栓の用途を考え設置場所を決める
本来なら設計の段階から、立水栓や散水栓の用途を考え設置場所を決める必要があると私は思います。
その方が金額も分かりやすいく、あとで増減調整もしなくて済みます。
我が家の外溝水栓は、新築計画の当初から仮の設置場所として大まかな位置を指定して、立水栓を2ヶ所・散水栓を1ヶ所・ベランダ水栓を1ヶ所に設置する見積りを取りました。
見積り内容を聞くと、例の立水栓と水栓パンのご提案だったので、施主支給を希望して対応して頂きました。
最終的な配置は足場が取れた後に、設備屋さんと直接打ち合わせをして施工して貰っています。
散水栓の用途と設置場所
我が家では、浄化槽なのでその近くに散水栓を施工。
浄化槽の定期点検する際や汲み取りの際に使用します。
浄化槽の位置も青枠ぐらいに変更して貰いました。
後は駐車場の掃除の時にも使います。
この散水栓を使って車を洗う事はありませんし使用頻度も少ないので、これは施主支給せず設備屋さんにお任せして一般的な散水栓の仕様となっています。
価格は、税抜き10,000円~15,000円程度(材工)
※給排水工事一式の見積りなので、詳細な金額は分かりません。
散水栓は洗車をご自宅でされる方には、使いにくいので立水栓を施工される事をオススメしますし下水道の方も必要ないと思います。
しかしながら浄化槽を設置される方は、浄化槽の近くに散水栓があると出入り業者の方も便利なので必要だと思います。
立水栓と墨コンクリート流し台の用途と設置場所
玄関付近に、立水栓と排水できるようにガーデンシンクを施工。
瀬戸内海育ちで趣味はタイラバなのですが、釣りから帰ってすぐにリール・ロッド・クーラーボックスなどが洗うのが主な目的です。
ちなみに「はじめての鯛ラバ」の管理人もしていますので、興味があるからは覗いて下さい。
この場所では、長時間水を流すぱなしにするので、ガーデンシンクを施工して排水を取りました。
スコップや長靴やホウキなども洗う機会も多いです。
排水の流し台(ガーデンシンク)は、土木屋さんがコンクリートを打設、その後墨コンクリートにて左官屋さんの仕上げになります。
高さはGLから120mm・幅530mm・奥行490mm・立ち上がり部分の幅70mmとなっており、とっても使い勝手が良いサイズです。
施主支給した水栓柱は
カクダイ ステンレス水栓柱 60角 下給水タイプ
蛇口は、カクダイ 万能ホーム双口水栓 7041F-13
ホースリールの脱着が簡単になるので、双口水栓の片方をカクダイ GA-QA029 メタルネジ口金に変更して貰いました。
価格は、施主支給分14,086円(税込み)+工事一式45,000(税込み)=63,586円(税込み)となりました。
ハウスメーカーの標準タイプでも3~5万円(税抜き)が相場なので、ほぼ一生使える物にしてはそこまで高くないと思います。
立水栓の用途と設置場所
庭の目立たない位置には、立水栓のみを施工しました。
タイルデッキを洗い流したり、オリーブに水をやったりが主な目的です。
この場所にも排水をと考えましたが、外に流しは1ヶ所あれば十分ですし、手を洗う程度なら下に敷いた砂利のお陰で水溜りや水跳ねなども気になりません。
価格は、施主支給分14,086円(税込み)+工事費1~2万程度。
ベランダ水栓の用途と設置場所
ベランダを掃除する目的のために、蛇口を取付けて貰いました。
庭のホースリールをロープで縛り2階に上げてから使う方もいるようですが、そんなのは面倒臭いので何回か掃除をすれば飽きると思います。
ベランダにもごく稀にアカダニなどの虫が発生する可能性もあるので、その時の駆除にもベランダの1ヶ所は水栓を設けた方が良いですが、ハウスメーカーや工務店によっては応じてくれない場合もあるので注意が必要です。
施主支給した水道蛇口は、外壁に取付けるので角度があるカクダイ「701-315-13」ガーデン用水栓
価格は、施主支給分5,600円(税込み)+工事費 税抜き15,000円~20,000円程度。
スレンレス製の水栓柱は不安
立水栓やガーデンパンなども上を見たらいくらでも高額になりますが、今回ご紹介した組み合わせですとそこまで高くなりません。
アルミ製の立水栓を取付けている方もいますが
多くの商品にアルミ厚の記載が無く、たぶん薄いアルミじゃないかな~と思ってしまったので、より丈夫なステンレス製を選びました。
本当はカクダイ ステンレス水栓柱 624-107と
カクダイ ステンレス水栓柱パン 624-962を
施主支給でと考えていましたが、流石にやり過ぎだな~と思い今回ご紹介の製品を選びました。
せっかくの新築住宅で外壁、建具、壁紙など色々と考えるなら、絶対に立水栓もこだわった方が後で満足度も高いと思います。
水栓を多く取付けると固定資産税が高くなるので少しだけ気になりましたが、調べてみると1個の水栓で年間の固定資産税は150円~200円程度アップだったので、当初の計画通りに4ヶ所に設置して貰いました。