前回、お話しましたが、我が家で保護した子猫ちゃんは、ノミ・疥癬・耳ダニ・サナダ虫と病気のオンパレードでした。

そして、その子猫を保護して約3週間を経過した時に、突然目ヤニが酷くなり鼻も詰まり食事をしなくなりました。

猫風邪の子猫

すぐに病院に連れて行くと、診断は猫風邪!

猫風邪の原因となるウィルスは、ヘルペスウイルス・カリシウイルス・クラミジアの3種類ありますが、我が家の猫ちゃんはヘルペスウイルスでした。

ヘルペスウイルスでの猫風邪は、完治しても一生ウイルスが体内に残りキャリアとなります。

キャリアとなった猫は、体調の変化や環境の変化がきっかけで猫風邪を再発するが、年に一度の予防接種で予防できるので今後は予防接種が必要と獣医に説明されました。

治療方法は、抗生物質と目ヤニ対策の目薬でした。




猫風邪での食事方法と薬の飲ませ方

猫風邪を発症すると鼻が詰まり、匂いがしなくなるので自分からは食事を食べてくれません。

その為、飼い主がスポイトで食事をあげることになります。

しかし、体調も悪いく食欲も無くなりますので、スポイトであげても普段の量は食べてくれません。

そこで、少量の食事でも十分に栄養が取れ、脱水症状にならない食事が重要となります。

私が、猫風邪の子猫に行った食事方法は、

ヒルズa/d缶を粉ミルクで少し固めに溶いたものに、抗生物質を粉々してまぶしスポイトに入れます。

猫風邪の時に使ったスポイト

この頃使ったスポイトがまだ家にありました!

※この時に作る量は、薬を全部飲ます為の食事なので少し固めで少量がベストです。

子猫の首を掴み膝の上に乗せてから、口の横側からスポイトを入れて、ゆっくりとスポイトを押し出していきます。

何回かに分け、薬を全部飲ませることができたら、次に薬を飲ませた時よりもヒルズa/d缶を粉ミルクでゆるく溶きスポイトに入れ食事をあげます。

※脱水症状の対策で、粉ミルクの量は多めにあげるように心がけました。

それでも、あまり食べない時は無理食べさせずに量を減らし、1日にあげる回数を増やしました。

猫風邪での目薬の差し方

目薬は、食事をあげる時と同じ要領で、子猫の首を掴み膝の上に乗せます。

左手で頭全体を優しく包み込み、片目を開けます。

右手に目薬を持ち、後ろ側から素早く目薬を差します。

食事も目薬も1人で行えますが、可能ならば2人で行う方が簡単ですし短時間で終わる為、猫への負担も軽減します。

※再発防止の為、目薬は目ヤニが収まってきても1日当たりの回数を減らし、1週間程度は余分に差すようにしました。

我が家の子猫ちゃんは、1週間程度で自分で食事を出来るようになり、2週間もすれば目ヤニも収まりました。

猫風邪時の部屋の温度

私の場合は、8月の終わりぐらいに生後2ヶ月ぐらいの時期に猫風邪を発症しました。

エアコンの設定は、人間が若干暑いと感じる29度か29.5度微風で設定していました。

大人になった今でもキャリア状態の影響か、左目だけが光にも少し弱くまばたきの回数が多いですし、時々重そうに感じる時があります。

しかし幸いなことに予防接種を行い再発はしていません。

子猫の猫風邪は、まだ人間に慣れていない場合もく、食事や治療など大変ですが、後々その大変さが愛情に変わります。

猫風邪は適切な処置をするば早く治るケースがほとんどですが、子猫の場合は命に関わるケースもあります。

猫ちゃんの体調が少しでもおかしいなと感じたら、早めに病院に連れて行き適切な処置を行って下さい。