料理初心者の方も買い替えを検討されている料理好きの方も、包丁選びは結構悩みますよね~。

今回は

はじめて購入する包丁はどれがよい?

三徳包丁って本当に必要?

三徳包丁・牛刀・ペティナイフどれから買えばよい?

鋼の包丁とステンレスの包丁どっちが切れる?

ペティナイフは刃渡り何ミリが使いやすい?

こんな事が今気になっている方に読んで頂きたい内容。




ペティナイフ・三徳包丁・牛刀のどれがオススメなの?

皆さんどんな包丁をメインにお使いでしょうか?

やはり一般のご家庭では、万能な『三徳包丁』を使われている方が多いことだと思います。

私は、三徳包丁・捌き包丁・牛刀包丁・刺身包丁・出刃包丁などを持っていますが、料理を作る際に一番出番が多いマイ包丁は、藤寅作 オールステンレス ペティナイフ(FU-884)

ペティナイフは一般的なサイズの藤寅作 刃渡り130mm『FU-883』と、少し長めの藤寅作 刃渡り150mm『FU-884』の2本持っていますが、画像上の全長255mm(刃渡り150mm) の方が手に持ったバランスも良く使いやすいです。

おすすめペティナイフ

包丁はこれまでに色々な材質・長さ・種類の物を使ってきましたが

マイ包丁

今では刃渡り150mmのペティナイフと、刃渡り210mmの牛刀しかほぼ使わなくなりました。

刃渡り150mmのペティナイフは、野菜やフルーツなどのカットなどは勿論のこと、小魚~50cm程度の真鯛も捌くことができますし

魚ペティナイフ

兜だって割れちゃいます!

真鯛兜割り

これ1本でほぼ全ての料理が作ることが可能なんです。

一般的な刃渡り165mmの三徳包丁で切れる食材は、150mmのペティナイフで切れるし小さな食材はより扱いやすい!

刃渡り210mmの牛刀を使う機会は、固いカボチャを切ったり、丸ごとのキャベツから千切りしたり、大量の玉ねぎをみじん切りしたり、肉の塊を切ったり、大型の魚を捌いたりなんかは、牛刀の方がやり易いのでこちらを使っています。

刃渡り165mmの三徳包丁で切りにくい食材は、150mmのペティナイフでも切りにくいので牛刀があったほうがいい!

従って基本となる料理包丁は、刃渡り150mmのペティナイフと刃渡り210mmの牛刀の2本!

三徳包丁は万能がゆえに欠点もある包丁だと思います。

刃渡り210mmの牛刀も、60cm以上の魚を捌かない・カボチャやキャベツは4分の1か半玉しか買わない!そんな方は特に無くても困らないと思います。

あまり料理を作らないけどとりあえず1本!

新生活ではじめての包丁!

手の小さい女性の方!

キッチンスペースが狭い方!

まだペティナイフを持っていない方は、刃渡り150mmのペティナイフの中から自分が気に入るものを探してみて下さい。

鋼の包丁とステンレスの包丁どっちが切れるの?

以前は切れる包丁は絶対に和包丁!鋼素材の包丁!と土佐包丁を中心に使っていましたが、ほぼ全ての包丁を藤寅作 オールステンレスシリーズに買い替え!

藤寅包丁シリーズ

今では包丁は断然ステンレス派!っと考えが変わりました。

鋼素材の包丁は切れる!簡単に研げる!素材の風味を落とさない!などメリットもありますが、最大のデメリットは手入れを怠るとすぐに錆びるんですよね。

錆びる鋼包丁

毎回洗った後に水気を取ってから収納・・・ちょっとした手間ですが家庭では正直これがかなり面倒!

ステンレスの包丁に買い替えてから、錆びのストレスから開放されました。

また切れる包丁は、ステンレス包丁より鋼の包丁の方が勝っている!というのもウソと言うか少し言い過ぎだと思います。

どんな包丁でも使っていたら次第に切れ味は劣るので、定期的に砥石で研ぐ必要があります。

切れる包丁=定期的に研がれた包丁

となり材質はあまり関係がありません。

どんなに高額で切れる包丁を購入しても、研がなければ宝の持ち腐れになってします。

砥石を持っていない方は中砥1個でもいいので購入され、定期的に自分で研ぐことをオススメ致します!

研ぎ屋さんに何回か出すことを考えれば砥石はそんなに高くないですし、研ぎ方が分からない方も適当に両面を数回研ぐだけでもある程度の切れ味は復活します。

ステンレス製の包丁にもある程度の切れ味を求めるなら、医療用のメスにも使われているモリブデンバナジウム鋼やコバルト合金鋼(V金10号)の割り込み包丁などは、比較的安価で手に入るのでオススメ!

ただし、鋼の包丁に比べてモリブデンバナジウム鋼やコバルト合金鋼(V金10号)の割り込み包丁の方が、研ぎにくい(刃が付くまで時間が掛かる)のは確かです。

砥石のシャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000は、どちらの素材の包丁も簡単に短時間で研げるのでステンレスの包丁を買うなら砥石はコレ一択!

番手は、#1000・#2000・#5000の3種類+名倉砥石(天上)で研げばかなり切れる包丁に仕上がりますが

刃の黒幕

『#1000』1個あれば家庭では十分満足の行く切れ味になります。

包丁の詳しい研ぎ方は⇒刃の黒幕の正しい使い方研ぎ方!おすすめの組み合わせとは




ステンレス包丁の柄はどれがいいの?

ステンレス素材の包丁の中でも、グリップ(柄)の部分も全てステンレスで出来ているオールステンレス包丁の方が衛生的!

樹脂・木製のグリップ(柄)は、どうしても経年で汚れたり劣化しますし基本的に食洗器不可!

包丁木製グリップ

魚や肉を捌く機会が多い方は、オールステンレス包丁がベストだと思います。

刃渡り150mmオールステンレス日本製ペティナイフのご紹介

包丁は長年に渡り使うので、信頼が出来る日本製の物を選びたいものですね。

ペティナイフは刃渡り120~135mmの柄が樹脂製が多く・安価な商品は中国製!

刃渡り150mm・ペティナイフ・オールステンレス・日本製の条件の商品ってあまりありません。

以下の商品は、すべての条件が満たされるペティナイフだけを厳選してご紹介致します。

成平作 ペティナイフ 150mmは条件が合うペティナイフの中では最安値!

刀身の材質はモリブデン特殊鋼!中国製を買うぐらいならコレ!

関孫六 ペティナイフ 150mmは岐阜県関市製!

ホームセンターや大型スーパーでも見かけることの多いスタンダードの1本!

刀身の材質はハイカーボンステンレス刃物鋼!

下村工業 ペティナイフ 150mmは新潟県燕三条製!

刀身の材質はモリブデンバナジウム鋼(本刃付)

こちらも比較的安価な価格帯!

片岡製作所 ペティナイフ 150mmは新潟県燕三条製!

刀身の材質はモリブデンバナジウム鋼の割込!

関兼次 ペティナイフ 150mmは岐阜県関市製!

刀鍛冶700年の伝統を受け継ぐ関兼次のコンセプトは、使いやすく・切れ味が良く・切れ味の長持ちする包丁!

藤次郎 ペティナイフ 150mmは新潟県燕三条製!

刀身の材質はコバルト合金(V金10号)の割込!

私が使っている藤寅作とまったく同じ商品のロゴ違いとなります。

藤次郎の包丁は、ブランドイメージの観点から販売店も限られ定価での販売となります。

私は同じ製品なら安価な方がいいと思ったので、藤次郎の包丁を使っています。

ローマ字表記のロゴより元々の社名である漢字のロゴの方が、むしろカッコイイ!

今回ここでご紹介した以外でも条件に合う物はあと数本ありますが、同じメーカーと価格が1万を超える商品は省きました。

ペティナイフ選びで迷ったら、材質はV金10号割込みで切れ味とその持続性もあって藤次郎よりも安い!

藤寅作 ペティナイフ 150mmがやはり私のイチオシ!!

包丁は一生物!だらか少々高くても

包丁って大事に使えば一生物ですし、基本的には買い替えの必要が無いキッチン用品です。

ダイソーなどでも包丁は購入できますが、どうせなら多少お値段が高くても心から使ってみたいなと思える包丁をを購入した方がいいです。

使うことが楽しくなる包丁!

そんな包丁に出会えれば、料理の腕前も自然に上がるのではないでしょうか。

皆様にとってそんな包丁・ペティナイフに出会えますように。

関連サイト⇒『魚を捌く包丁の選び方おすすめのステンレス包丁について』でも詳しく包丁について解説しています。